鬼は~外!福は~内!
2月に入って、一番最初にやってくるイベントってなんでしょう?そう!節分ですよね!
この時期にスーパーなどに行くと、節分豆が売られていたり、おまけに紙で出来た鬼のお面が貰えたり…
意識せずとも、節分気分が盛り上がってきますよね。しか~し!そんな当たり前のように訪れるイベント『節分』
あなたはどれだけ節分について知っていますか?
私は、豆をまくこと、年の数の豆を食べること……しか知りませんでした!(@_@;)
これじゃいけない!!!と、一念発起して節分についていろいろ調べてみました。
とにかく節分の由来を知ることから始めましょう
節分では、鬼の役目は一応一家の大黒柱がやる…と決まっていますよね。
それでも最近では、お母さんがやったり子供がやったり、はたまた、同居しているご家庭ではおじいちゃん、おばあちゃんがやったりと…いうこともあるのでしょうか(笑)
いずれにせよ、鬼の役目をやる人は大変です。
さて、その節分の意味、由来について少し見ていきましょう。
節分とは…?
その文字が表しているように『季節を分ける』という意味からきています。
日本の季節には、4つの四季があります。春、夏、秋、冬、(しゅんかしゅうとう)です。
そして、それぞれの季節には季節の変わり目があるんです。それを立春、立夏、立秋、立冬といいます。
この4つの季節の変わり目の前日が、全て節分になるんですね。
ということは?そう!節分も本来なら1年に4回あったものなんです!
では、そんな4つの節分のうち、なぜ立春の前日のみ『節分』と決められたのでしょうか。
節分が立春の前日に決められた理由は?
一番わかりやすい説明としては、次のようなことがあります。
日本の季節は、春夏秋冬とあるように、春から始まっていますよね?
そんなところから、一年の始まりは『春』というのが定説なんです。
そして日本では古くより、『春』と言う季節が、一年のうちで一番尊い季節、として親しまれていたんですね。
その理由に、お正月の年賀状などでも、『新春』や『迎春』などと書きます。
そんな所から、次第に『立春の前日が節分』と知れ渡ったと言うことです。
また、どうして節分に豆まきをするようになったかといいますと
立春を一年の始まり、と考えた場合節分は立春(新年)の前日ですから…丁度『大晦日』にあたる、という考え方なんです。
恒例行事として、大晦日には大掃除をしますよね?
そんなところから、節分には悪いことが起きないように大掃除する=鬼を追い出して大掃除する
という意味になるわけなんですね。
節分に豆まきする理由とイワシとの面白い関係
この画像は焼嗅(やいかがし)といって、焼いたイワシの頭をヒイラギに刺したものなんですね。
このお飾りを玄関に飾って、鬼が寄りつかないようにする…というのも、一部の風習です。
鬼の嫌いなものとして、匂いの強いもの(イワシ)と、尖ったもの(ヒイラギ)といわれているからなんです。
節分の豆まきは簡単にいってしまえば、大掃除をして(鬼を追い出して)無病息災を願う行事です。
ここで、じゃあ何で豆を投げたりするわけ?と素朴な疑問が浮かんでくるのは当然のことでしょう。
ことの発端はこうです。
豆まきの風習自体は、中国から伝わったものなんですね。
日本では遥か昔、京都で鬼が出た際に、鬼の目に大豆を投げつけたら退治をすることが出来た…
という、言い伝えがあったんですよ。
そこから『魔(ま)の目(め)』に豆を投げつけて『魔(ま)を滅(め)っする』という意味が
『まめ』を投げることで無病息災を祈り、一年の間、悪いことが起きないようにする、という意味になったんですね。
ところで豆まきで使う大豆は、必ず炒って使わなければならないことは知っていましたか?
その理由は、生の豆は芽が出てくることから『悪いことの芽が出る』という非常に縁起の悪い意味に受け取られていました。
そこで、炒った豆を使うようになったとのことです。
スーパーで売っている節分豆は大抵ちゃんと『炒った豆』が使われていますのでその辺は安心して大丈夫です。
さあ!これで節分について知らないことはなくなりましたね!
今年の節分では、代々伝わってきた慣わしや言い伝えなどを頭に置きつつ……家族の幸せや、無病息災を願って、
思いっきり豆を投げましょう!!